暇つぶし | キーボード |
人数 | 1人 |
価格 | 1万円~ |
道具 | キーボード、楽譜 |
暇つぶしにキーボードのススメ
暇つぶし提案インストラクターです。
今回ご提案するのは、場所を選ばずマイペースに続けられるキーボード。
いつも聴いている好きなアーティストの曲を弾いたり、自分でメロディを作ってみたりする毎日って楽しそうですね。
私は、いつからか仕事終わりに30分キーボードを弾くことがルーチンになっています。休みの日には、時間を忘れて3時間くらい経っていることもあります。
自宅で暇な時間やスキマ時間に、自由に曲を奏でたり音をだせること。
これがハマるとすごく心地いいんです。
この記事の内容
- キーボードの魅力
- キーボード、電子ピアノ、シンセサイザーの違い
- キーボードを始めるのに必要な道具
- キーボードの選び方
- 初心者向けの練習方法と注意点
- おすすめの書籍
やることなくて暇なら、キーボードを趣味にしてはいかがでしょうか?
趣味としてのキーボードの魅力 コスパが高くモチベーションが保ちやすい
キーボードの魅力
- かかるのは初期投資だけ。経済的に優しい趣味
- 弾きたくなったら3秒で弾ける
- 初心者でもそれなりに楽しめるのでモチベーションが保ちやすい
- 騒音の心配がなく、マンション・アパート住まいでも安心
かかるお金は初期費用のみ
キーボードの良さは初期投資だけで、思い立ったらすぐに始められるところ。
例えばランニングは走るだけだしお金かからなそうに思いますよね?
でもシューズやウェアは消耗品なので買い替える必要があり、1日5km週2~3回走るとしたら年に3足は必要なんです。
かっこいいデザインや機能性重視のものを選ぶと、シューズだけで年間約6万円の出費になります。
弦楽器にかかる費用
ギターやベースのような弦楽器も月1回の弦交換が必要です。
1セット500円くらいなので、年間6000円はかかりますね。
キーボードなら買ってしまえば追加で料金がかかることがないので、経済的な趣味と言えるんです。
またスイッチオンにするだけ、帰宅3秒後にはもう自分の世界に没頭できる。そんな手軽さもキーボードの魅力です。弦交換やチューニングをする手間もキーボードにはないんです。
初心者でも楽しめる!モチベーションが保ちやすい
管楽器や弦楽器だと吹き方や押さえ方にコツがいるので、音を出すまで時間がかかります。
しかしキーボードなら鍵盤を物理的に押さえさえすれば、良い音が鳴ってくれるのでモチベーションが保ちやすいんですよね。
また他の楽器はアンサンブルでこそ活躍するものが多く、一人で弾いていても(初心者には)面白みに欠けてしまう面があります。
しかしメロディ楽器の王様であるピアノやキーボードなら主旋律を弾けるので、弾いて楽しい聴いて楽しいがすぐに味わえるんです。
他人が聴いても「あの有名な曲だ!」って分かりやすいので、受けも良いですよ。
最近のキーボードはメロディーラインが内蔵されているものも多いです。鍵盤が光って次の音を教えてくれるので、初心者の方も安心して始められます。
騒音対策の必要がない。マンション・アパート住まいでも可能
楽器で心配なのが騒音問題ですが、キーボードに関してはマンション住まいでも全く問題ありません。
ボリュームの調整をすれば、普通の会話と同じくらいの音量で楽しむことが出来ますし、気になるようであればイヤホンをして弾けばいいのです。
ピアノにはないキーボードだけのメリットですね。
キーボードを始めるのに必要な道具
最低限必要な道具
とは言え。キーボード本体さえあればとりあえず始められます。
価格はピンキリで5万くらいまでの価格帯が多いですが、1万円も出せば十分に楽しめます。
楽譜内蔵や、シンセサイザー機能、録音機能など、キーボード+αの楽しみ方をする方でも2万準備しておけば大丈夫です。
これでもそこそこ品質のいいものが手に入りますよ。
アプリでお試し
iPhoneやandroidで無料ダウンロードできるピアノアプリもあります。
いきなりキーボード買うのは怖いという人は、手始めに無料アプリから始めるのもオススメです。
ピアノ for iPhone
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Perfect Piano - ピアノ練習、演奏、学ぶ弾ける、録音
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あると便利な道具
あると便利なもの
- 楽譜
- キーボードスタンド
- キーボードケース
- イヤホン・ヘッドフォン
- シールド
- ペダル(サスティン・ボリュームなど)
- メトロノーム
必須ではないですが、あると後々便利なのが上記のアイテムです。
楽譜は安いものだと、オンライン上で1曲300円でダウンロードできます。無料のもあるので、まずは流行りの曲や自分の好きな曲を探してみるのがいいですね。
将来的に、ライブや路上でパフォーマンスを考えているのなら、キーボードをセットする台や、キーボードケースも準備しておくとモチベーションがあがりますよ。
メトロノームも本格的な練習をするなら必須ですが、スマホアプリでも代用できるので購入する必要はありません。
キーボード楽器の選び方
可能であれば、実物に触れてから決めましょう!
簡単に弾けるか、押したときに指に感じる抵抗が心地いいかを自分で確かめましょう。
安物のキーボードは軽すぎて、指を痛めやすいので注意してください。
鍵盤数は、教室に通ったり様々な曲にチャレンジしたいなら88鍵盤をお勧めします。どんなシーンでも対応できます。
ただ、重量があり持ち運びには不便なので、使うシーンを考えてから選ぶのがいいですね。64鍵盤あれば、たいていの曲は演奏できます。
バンド活動や発表会などに出る方は、弾いた音を録音できる機能があると、より便利。
楽譜内臓機能がついているものもあります。楽譜を探す手間がなく、弾きやすい曲がそろっているので初心者にオススメです。
キーボードを選ぶポイント
- タッチの感触を確かめる
- 使用用途に応じて鍵盤数を選ぶ
- 録音機能が付いてるものを選ぶと便利
- 楽譜内蔵機能
ここで購入!
楽器メーカーに行けば必ずキーボードは置いてあるので、気になるものを試奏しましょう。
楽なのは、『サウンドハウス』『Amazon』『楽天』など通販で購入することです。ネットの方が値引きしていることが多いので、店頭でチェックしてからネットで探すのもよいですね。
初心者におすすめ!安い価格帯でも質の高いキーボード
YAMAHA の「NP-12」
値段も手ごろで、大手ヤマハが出しているので品質に安心感があります。
NP-12はグランドピアノからサンプリングされたピアノ音を使用しているので、この値段にしてはピアノに近い感覚を得られる珍しい商品です。
他にもオルガンなど10音色付き、ピアノ曲も10曲内蔵、録音機能も付いています。
ある程度キーボードが弾けて、他の機能がなくてもいいとお考えの方はこれがシンプルでコスパ最高です。お値段は2万前後です。
KORGの「B2 BK」
B2 BKはちゃんとした弾き心地で弾きこみたい方にオススメの商品。
鍵盤の重さをピアノの弾き心地にかなり寄せている商品なので、安定感があります。
もちろんサウンド面も拘っています。お値段は3万5000円ほど。
脱初心者向けのキーボード
ちなみに上級者向けのキーボードがこちら
YAMAHA 「CP4 STAGE」
様々な音色を選択できサウンドは本格的。弾き心地はグランドピアノ級の究極商品です。
一人でも持ち運びできるので、ライブ用のメインキーボードとしておすすめ。お値段は20万円ほどです。
NORD「Nord Stage3」
アーティストも多数愛用しているキーボードです。
スタイリッシュなデザインと、抜群の機能性を備えていて、他のキーボードとはワンランク上の規格です。
お値段は48万円ほど。高いですが、妥協せずに買いたいならこれです。
【豆知識】キーボード・電子ピアノ・シンセサイザーの違い
何が違うのか、知らない方も多いのではないでしょうか。
キーボード・電子ピアノの違い|押す力で音の強弱がつけられる
キーボードと電子ピアノの大きな違いは、鍵盤を押したときの重さです。
電子ピアノにはピアノと同じようにハンマーが入っているので、弾いた時にずっしりとした感触を得られます。
また電子ピアノの音の方が、音のボリュームや表現が繊細です。
キーボードはタッチが軽く、簡単に一定の音が鳴ります。その分ピアノ経験者の人には物足りないかもしれません。
ただしタッチレスポンス機能という機能があればキーボードでも強弱はつけられますし、他の弦楽器の音や管楽器の音も鳴らせるので、簡単に色んな音色を楽しめるのがメリットです。
シンセサイザーは音色を作り出す楽器
シンセサイザーも混同されがちですが、シンセサイザーは音色を作り出す機械のことを指します。鍵盤の形をしていないものも実は多いです。ロックバンドやDJが、ボタンやレバーを操作しているのみたことありませんか?あれがシンセサイザーです。
キーボードにシンセサイザーの機能が内蔵されているものもあり、ドラムや電子音を奏でることができるマルチなキーボードも売り上げを伸ばしています。
購入したら!キーボード初心者向け練習法
ではここから、キーボードを購入してきた方向けに練習方法をちょっとだけご紹介します。
初心者の練習法
- 基礎練習と楽曲練習をバランスよく
- 運指練習と音感練習なら「ハノン」と「リトルピシュナ」
- 意識して弾く
- なにより楽しんでやる
基礎練習と楽曲練習
キーボードの練習は基礎練習と楽曲練習の2種類に分かれます。
基礎練習をしっかりすることで左右5本の指がバラバラに動くようになり強化されていくので、楽曲がなだらかで綺麗な音で弾けるようになります。
基礎練習をおろそかにしてると、いつまでたっても上達しません。
でも基礎練習ばかりしていても楽しくないですよね?
最悪キーボードに冷めてしまう可能性もあるので、まずは好きなように曲を弾いたりバランスを考えて練習しましょう。
運指練習と音感練習 ハノンとリトルピシュナ
鍵盤楽器が初めての方は指さえ動かない方も多いと思います。大人から始めたなら、薬指と小指が特に動きません。
そこで使用するのがピアノの運指トレーニングで有名な『ハノン』『リトルピシュナ』。
ハノンは昔からピアノの基礎練習で使用されている本で、指のメカニカルトレーニングが目的です。音の粒を揃える練習になります。
そして最近ハノンよりも注目を浴びているのが、『リトルピシュナ』。
リトルピシュナは指に負荷をかけるよう楽譜が作られているので、練習を続ければ左右5本の指が独立して動くようになります。
また弾いてると自然と音感や調感が鍛えられるので、簡単なメロディやコードなら耳コピできるようにもなります。
一長一短あるので、自分に合った方を選ぶとよいでしょう。
意識して弾く
上手くなるためには闇雲にダラダラ弾くのではなく(楽しければそれでもOKですが)、今何の練習をしているのか?何を目的にして練習しているのか?等、しっかり意識して練習するのがおすすめです。
ただただ弾くのも楽しいですが、間違った指使いをして続けていると悪い癖が身につき、やればやるほど下手になっていきます。
意識するだけで変わるので、大切にしてください。
楽しんでやる
なにより大切なのは楽しんでやること。これに勝るものはありません。
始めに好きな曲を決めて取り組むとだんだん楽しくなってきます。好きな曲が1小節ずつでも演奏できると、ワクワクしながら弾けるようになりますよ。
キーボードは何曲も弾けるようになると、他の曲にも応用できるようになり、弾けるようになるまでの時間がぐっと短くなります。ぜひいろんな曲にチャレンジしてみてください。
キーボード関連のおすすめ教本
1つ目は先ほども紹介したリトルピシュナ。運指練習や基礎練習にどうぞ。
2冊目はピアニストのためのコード学習帳(CD付)。
コードの知識をつけるため初心者向けに解説された本。とても丁寧に噛み砕いて書かれているので、キーボード完全初心者から、コードに嫌悪感があるピアノ経験者にもおすすめです。
これを読んでおけば、バンドで曲を合わせる時、知らない曲でもそれなりに合わせられたり、コピーをすぐできるようになったり、それなりの作曲もできるようになります。
3冊目はキーボード・マガジン すぐ歌えるコード進行ネタ帳
これは作曲本ですが、世の中の楽曲の色んなコード進行ネタが掲載されているので、アドリブを弾く時にも使えます。
楽しい雰囲気で!とか、旅立ちの朝の雰囲気で!とか、ジャジーな雰囲気で!とか、都会的な雰囲気で!とか、色んな雰囲気を適当に弾けるようになるので、楽しいですよ。