暇つぶし | 釣り |
人数 | 一人以上 |
価格 | ¥2000~¥15000 |
道具 | 釣竿、リール、仕掛け、、ライフジャケット、餌、はさみ、ナイフ バケツ、クーラーボックス |
暇つぶしに釣りのススメ
暇つぶし提案インストラクターです。
今回、私から提案する暇つぶしは『釣り』です!
私は海釣りを幼少の頃から20年ほど続けており、様々な釣りを経験しました。
好きな釣りは投げ釣りですが、季節に応じてサビキ釣りや、探り釣りなどもやっています。
その中で初心者の友人に釣り方をレクチャーし、すべての友人に楽しんでもらうことが出来たので、この記事の読者の皆様にも釣りをやりたいと思って頂ける内容になっております。
やることがなくて暇なら、釣りを趣味にしてはいかがでしょうか?
この記事の内容
- 釣りの魅力
- 釣りの種類
- 一人で釣りを始めるなら
- 釣りに必要な道具
釣りの魅力
釣りの一番の魅力はなんといっても自然と触れ合える所でしょう!
海や河川でリラックスしながら釣り糸を垂らしていると日々のストレスや嫌な事を忘れられます。
あとは、自分で何を釣りたいか、どこの釣り場に行くか、どういう釣りをするかを考え、実行して釣れれば大きな達成感を得られます。
他の趣味に比べ沢山考えなければならない事はありますが、その分やりがいのある趣味ですよ!
釣りの種類『海水域』と『淡水域』
釣りには様々な釣り方があり、大きく『海水域』と『淡水域』に分けられます。
海水域での釣り
海水域の釣りは主に防波堤や磯・砂浜・船上で行われます。
海水域での釣りの種類
- サビキ釣り
- ウキ釣り
- 探り釣り
- 投げ釣り
- ルアー釣り
- 船釣り
淡水域での釣り
淡水域での釣りは主に河川や池・湖・ボート上で行われます。
淡水域での釣りの種類
- 鮎釣り
- 渓流釣り
- ルアー釣り
- ワカサギ釣り
初めての釣り ひとりで釣りを始めるまでの流れ
まずはこれらの釣り方をわかりやすく説明します。
釣り初心者におすすめ①『サビキ釣り』
サビキ釣りは鮮やかな擬餌針が4~5本ついた仕掛けと、アミカゴと呼ばれるカゴのついた錘(おもり)を使います。
アミカゴの中にアミエビという餌を詰め、それを防波堤から海中に落として餌を撒くことによって擬餌針に魚を食わせます。
今ではダイソーにも仕掛けとアミカゴがセットになった商品がございます。
ここがポイント!
よく釣れる季節は梅雨明け~10月末ぐらいまでになっております。
釣り初心者におすすめ②『探り釣り』
探り釣りは胴突き仕掛けと呼ばれる仕掛けがよく使われます。
餌は主に生きたエビやゴカイ・短冊状に切った魚やイカの切り身を使います。
釣り方は餌のついた仕掛けを防波堤から海底まで落とし、魚が食ってきたら竿を上げてリールを巻くだけです。とても簡単です!
釣れない時は防波堤を歩き、仕掛けを落とすポイントを変えながら釣れる場所を探します。
この動作から探り釣りと呼ばれています。
探り釣りでは画像のような仕掛けと錘が使われます。
仕掛けの裏面には釣り方や餌についてのアドバイスが書いていますので釣りをする前に読んでおきましょう。
ここがポイント!
この釣り方は場所にもよりますが、年中出来ます。
私はよく冬に探り釣りをしています。
釣り初心者におすすめ③『投げ釣り』
投げ釣りは仕掛けを錘の重さと釣竿の反発力を用いて飛ばし、陸から少し離れた場所にいる魚を狙う釣り方です。
餌は主にゴカイと呼ばれるミミズのような環形動物を使います。最初は触るのに少し抵抗があるかもしれませんが慣れれば問題ありません。
最近ではバイオワームと呼ばれる匂いのついた疑似餌が販売されているので、生きた餌がどうしても苦手であれば使ってみても良いです。
このような仕掛けがダイソーに売っていますので、気軽に始めやすい釣り方ではありますが、仕掛けの投げ方を練習しないといけないので、最初は釣り経験者と一緒に行かれることをオススメします。
ここがポイント!
GW~秋まではシロギスがよく釣れ、晩秋から桜が開花する頃にはカレイ・アイナメが釣れます。
初心者におすすめの理由
そして、これらの釣り方をオススメする理由はこの三点です。
アクセスがしやすい
これらの釣りは防波堤のある漁港・投げ釣りの場合のみ砂浜などで行われます。
多くの漁港や海水浴として使われる砂浜には駐車スペースがありますし、釣り公園となっていて公共交通機関が発達している場所もあります。
反対に河川や池・湖の釣り場は山間部や公共交通機関の便が悪い場所が多く、アクセスが難しい場所が多いです。
安く遊べる
ルアー釣り・船釣り・河川での釣りの道具はこれらの釣り方と比べるとかなり高いです。
私が以前ルアー釣りの道具を揃えた時は、釣竿・リール・ルアーだけで¥20000ぐらいかかりました。
船釣りの場合は乗船料金がかかりますし、河川でアユ釣りや渓流釣りをする場合には遊漁券を買う必要があります。
サビキ釣りや探り釣り・投げ釣りの道具は釣竿リールはダイソーで買えますし、仕掛けと餌は合わせて¥2000前後あれば一日中楽しめますので、他の釣りに比べるとかなり安上がりです。
釣れた魚を食べられる
これらの釣りで釣れた魚は美味しく食べることが出来ます。
サビキ釣りではアジ・イワシ・サバなどが釣れますので、塩焼きや南蛮漬け・煮付け・新鮮であればお刺身も出来ます。
探り釣りではカサゴ・メバル・アイナメなどが釣れますので、唐揚げ・煮付け・お刺身にして美味しくいただけます。
投げ釣りではシロギス・カレイ・カワハギなどが釣れますので、天ぷらや塩焼き・煮付けにすると美味しいです。
普段私達が食べているような美味しい魚が初心者でも狙えるのがこれらの釣りの魅力ですね!
釣りを始めるのに必要なもの
釣りをするのに必須の道具
釣竿、リール、釣り糸
ダイソーにてこれら三つセットが¥1000+税で売っています。
釣具屋の初心者セットは安くても¥2000~3000しますのでめちゃくちゃ安い!
釣具屋に行くと高額な商品もありますが、慣れてきてから購入を検討してみましょう。
仕掛け、餌
釣り方によって釣り針の形・大きさや錘の重さ・形は異なります。
基本的に釣れる魚の大きさと釣り針の大きさは比例し、魚種によって釣り針の形状は異なります。
そして、釣り場の水深や潮の流れの速さによって錘の形や重さは異なります。
釣り場最寄りの釣具屋で仕掛けや餌の情報を聞いてから購入することをオススメします。
「近くで初心者でも釣れる魚は何ですか?」と聞けば仕掛けと餌と釣り場全て親切に教えてくれます。
バケツ、ロープ
釣りをやるとどうしても手や周囲が汚れてしまいますので、それを海水で洗い流すために使います。
釣り場を汚したままにしていると周囲からの苦情で釣り禁止になりますので必須にしました。
ダイソーでバケツとロープを買うのもいいですし、釣具屋でロープつきの折りたたみバケツがありますのでこちらもオススメです。
ライフジャケット
転落防止柵のない所、人気のない所で釣りをする場合は必ず着用しましょう。
死亡事故が起きた場合、その釣り場はほぼ間違いなく釣り禁止になります。
小さな釣具屋にはない事もありますので、大きなチェーン店釣具屋かネットで購入された方がいいですね。
現在は腰に巻くだけの物がございます。
釣りをするのにあれば便利な道具
クーラーバッグ、保冷剤
魚を持ち帰り、食べるなら必須です。
ダイソーのキャンプコーナーか行楽コーナーに売っているもので十分です。
夏場の日中に一日中釣りをする時以外はこれでいけます。
はさみ、ペンチ、ナイフ、まな板
糸を切るためにはさみはあったほうがいいですね。
あとは、釣具屋に魚を掴むためのはさみが売っていますので、そちらもあれば鋭いトゲや歯を持つ魚や毒魚が釣れた時に便利です。
ペンチは釣れた魚に掛かった針を外したり、釣り中に曲がってしまった針を直すのに重宝します。
ナイフとまな板は釣れた魚を持ち帰る時に捌く為に使います。家でやるとキッチンが魚臭いので鱗や内蔵は釣り場で処理した方がいいです。
これらも殆どダイソーに売っています。
タオル
どうしても手が汚れてしまいますし、ヌルヌルする魚を掴む時に便利なので、あったほうがいいですね。
家にある使い古したやつで十分です。
リュック
これらの荷物をまとめるためにリュックは便利です。
場所移動する時に、釣竿やバケツなどは手に持って移動することになりますのでリュックがいいでしょう。
汚れやすいので、柄物はあまりオススメしません。
ダイソーにある安物のリュックで大丈夫です。
釣り入門講座
釣り場の決め方
最初に「釣り場の決め方」について。
最初にGoogle mapを航空写真モードに切り替え、最寄りの海辺に何があるか調べましょう。
漁港や砂浜などの釣りができそう場所があるかどうかを見つけるためです。
釣りが出来そうな場所があれば近所には釣具屋がありますので、「〇〇(釣り場の地名) 釣具屋」、もしくは「〇〇(釣り場の地名) 〇〇釣り」と入力してgoogle検索してみましょう。
この方法で釣具屋の情報と、その釣り場でどの時期にどの魚が釣れるかをチェックすることが出来ます。
釣りの準備
続きまして、釣り場についた後、釣りをする準備をしていきましょう。
まず最初に釣竿にリールを取り付けます。リールシートにリールのT字部分を固定します。
画像左のようにキャップのようなものがついていて、回転させて固定するタイプと、画像右のようにストッパーを動かして固定するタイプがあります。
その次にリールのベールを起こします。ベールとは画像下の動いている金属部品の名称です。
左右の画像を見て頂けると、分かりやすいです。
画像右の状態から、画像左の状態にした後に道糸(リールに巻いてある糸)を出していきます。
糸を出したら画像右の黒丸のようにベールに糸をかけてください。これをせずに糸を出してしまうと、リールで糸が巻き取れなくなります。
最後に、釣竿についているガイド全てに糸を通します。
ガイドとは、釣竿に取り付けられている糸を通す金属製の部品です。(画像下の黄色部分)
糸が細く見え難いですが、この画像のように糸を通しましょう。
これで釣りをする為の最初の準備が全て終了しました。
あとは自分のやりたい釣りの仕掛けをセットしていきましょう!
セットする時に道糸と仕掛けや錘を結ばなければなりません。解けない釣り糸の結び方について解説します。
最初に糸を仕掛けについている金具の輪に通した後に画像(②)のような円を作ります。
次に画像(③)の状態にします。
最後に輪を締め画像(④)の黄色の所を切れば完成です。
この結び方はよく使いますので覚えておきましょう。
サビキ釣りの釣り方
適している釣り場
漁港の内側や防波堤の入江部分など、潮の流れや波が穏やかな場所が適しています。
釣り餌
アミエビというエビに似た生物をブロック状に冷凍したものが釣具屋に売っていますので、バケツで海水を汲み、その中で解凍して使うのが主流です。
今では既に解凍されたものや、臭いがしないものも販売されていますので、汚れや臭いを気にされる方はそちらをご利用ください。
アミエビは臭いがキツく、放置すると激臭を放ってしまいますので、釣り後に釣り場を綺麗に洗い流し、道具は風呂場で綺麗に洗ってください。
釣り方
サビキ仕掛けと呼ばれる針に装飾がついた仕掛けと、アミカゴというカゴのついた錘を使います。
まず最初にサビキ仕掛けの先端の金具と道糸を結びます。その後、仕掛けの最後にもスナップがついていますので、アミカゴと連結します。
そして、アミカゴの中にアミエビを軽く詰めていきます。ぎゅうぎゅうに詰めると餌が出てこなくなりますので注意してください。
詰め終わったら、スプールを起こして糸を出し、海中に仕掛けをゆっくりと落としていきます。
アミカゴが見えなくなったらスプールを戻して糸が出るのを止め、竿を上下に2~3回動かします。
そうすると、アミカゴから餌が海中で撒かれます。撒かれたら魚が沢山寄ってきますので、掛かるのを待ちます。
竿からブルブルとアタリがあれば魚が掛かっていますので、リールを巻いて仕掛けを回収します。
もし、このやり方で釣れない時は糸が出るのを止めるタイミングを変えて、海底付近や海面付近に魚がいないか試してみましょう。
これがサビキ釣りのやり方です。海に仕掛けを落とすだけなので、初心者に一番向いています。
釣りをする時に必ず守って欲しいこと
他の釣り人とは間隔を空けて釣りをしよう!
他の釣り人との間隔が狭いと、お互いの仕掛けが絡み合ってトラブルになってしまうことがあります。
ですので、間隔を最低10mは空けるよう心がけましょう。
どうしても間隔が狭くなってしまう場合は、先客の釣り人に一声かけてから釣りをするようにしてください。
釣り場を汚さないようにしよう!
釣り場で出したゴミは必ず自分で持ち帰るか、釣り場の所定のゴミ捨て場に捨てましょう。
餌を使って汚れてしまった所はバケツで海水を汲んで、綺麗に洗い流してから帰るようにしてください。
近年、釣り人のゴミや釣り餌の放置が問題になっており、釣り禁止区域が増えてきています。
このような悪いマナーが私達の大切な釣り場を失う原因になってしまいますので、釣り人一人ひとりが気を付けなければなりません。
分からない魚が釣れた時はどんな魚か調べるようにしよう!
魚の中には鋭い毒針や体内外に毒を持った種類がいます。
食べたり刺されたりすると刺された所が痺れたり、呼吸困難に陥るような強力な毒を持った魚が釣れることもありますので、見たことがない魚が釣れた時は周りの釣り人に聞いたり、Googleで調べてから触れるようにしましょう。
これらのマナーとルールを守って楽しい時間を過ごして頂ければと思います。